介護送迎ドライバーは、高度なドライビングスキルが必要といえます。
なぜなら、送迎時にはワンボックスカーなど、大きめの車を運転することになるためです。
車体感覚がわからなくては、実際の車体とのズレが生じ、ガードレールや電信柱に衝突する可能性もあります。
また、送迎時には住宅街を走ることもあるため、狭い道路や、曲がり道での巧みなハンドル操作が大切です。
また、道路を曲がるときや、急停止するときなどに大きな揺れがあった場合には、その衝撃から要介護者を不安な気持ちにしてしまうことがあります。
送迎用の車を運転するときには、できるだけ車体が揺れないように慎重に運転することが必要です。
介護送迎ドライバーには、安心安全な運転技術が求められるのです。
そして、介護送迎ドライバーには、コミュニケーションスキルも必要です。
その理由として、要介護者のなかには、送迎中に長時間無言になると不安になる人がいるということが挙げられます。
送迎ドライバーは、運転中に時おり声をかけて要介護者を安心させることが大切です。
また、移動中に車酔いなどで、要介護者が急に体調を崩すことも考えられます。
送迎ドライバーは、運転の合間に要介護者の健康状態をチェックし、健康が優れないと判断した場合には、すぐに適切な処置を行うことが求められるでしょう。
介護送迎ドライバーとは、単に送迎だけをすればいいというわけではなく、要介護者と常にコミュニケーションをとり、その異変にいち早く気がつくことも重要です。